
株式会社aba






介護現場において最重要課題でもある「排泄ケア」は、今なお適時的確なケア(オムツ交換など)が実行できていない介護現場が多いのが現状です。例えば、無駄に終わってしまう定時確認(空振り)や尿便もれなどを通して、介護者は自分自身を責めてしまい、モチベーションの低下につながっています。それらも要因となり、3年以内に離職する介護者の割合は7割を超えています。また要介護者にとっても、不必要にオムツを開閉される、オムツから尿や便が漏れる、といったトラブルにより、尊厳の保持が困難になり、QOL(Quality of Life)が低下するケースが多発しています。
当社は排泄センシングおよびパターン解析によって、介護者・要介護者の精神的・肉体的負担の解決を目指し、要介護者の排泄状態を検知・記録できるデバイスを開発しています。現在は「においセンサ」で便と尿を検知し、要介護者に負担を与えない形状のプロダクト「Helppad」を大手ベッドメーカー・パラマウントベッド株式会社と共同開発し、既に販売開始しています。(WEBサイト: https://helppad.jp )
介護現場に必要とされている次世代プロダクトをこれからも開発し続け、さらなる業務負担の軽減・ケアの質向上を実現することが期待されます。
TECHNOLOGY

COMPANY INFO
設立 | 2011年10月 |
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代表者 | 宇井 吉美 |
事業内容 | 医療・介護・福祉分野を対象としたロボティクス技術の研究開発及びサービス提供 |
WEB | http://aba-lab.com/ |

宇井 吉美
「オムツを開けずに中が見たい。」という介護職の方から頂いたひと言から、排泄センサの開発は始まりました。 濡れセンサ技術や超音波技術ではなく、においに着目した排泄センサ「Helppad(ヘルプパッド)」を製品化することができ、介護現場からの意見に正面から向き合い続け、形状はシート型を採用し、体への非装着を実現しました。 また,尿と便どちらも検知可能なHelppadは、徐々に介護現場に浸透しています。 さらに激化していく介護現場において、誰もが自分らしく生きられる「よく生きよく死ぬ未来づくり」を実現できるよう、これからますます加速するabaにご期待下さい。
宇井 吉美
Growth Manager
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グロースマネジャー 熊本 大樹
平成が令和時代に託した大きな課題の一つが「介護」にあります。技術代替が激しく進む昨今の他業界とは異なり、イノベーションが起きづらい状況を打破できるのは、現場を深く理解し、強いビジョンを持つチームだと信じております。aba社の高い技術力と確固たるビジョンが国内外の介護業界をアップデートすることを期待し、全力で支援してまいります。
グロースマネジャー 熊本 大樹